― 伊藤さんにとってトライアスロンの魅力とは?
どういうところにハマったんでしょう?
練習したら、した分だけ結果として返ってくるところですかね。周りに認めてもらえるのが嬉しいという気持ちも少しありました。
最近はよく「自分との戦い」とか「チャレンジスポーツ」と言われていますが、自分の身体の声を聞いて自分と駆け引きをする、自分と向き合うにはうってつけのスポーツだと思います。
現役の頃、「練習しない伊藤」とよく呼ばれていたんですが、それでもレースになるとなぜか強かったんです。(笑)それは少ない練習でいかに最大の効果を出せるかを常に考えながら練習していたからだと思います。そういう部分では自分に向いていたスポーツだったかもしれません。
それでも競技中に「何でこんな事やってるんだろう」って思ったことは何度もありましたけどね。(笑)

― トライアスロンは日々のトレーニングが重要だと思いますが、大変だったことは何かありますか?
大学時代はトライアスロンを始める前から新聞配達をしていて、結局卒業するまで4年間やり続けたんですが、レースの時にお休みをもらうのが大変でした。配達は通常、朝の3時〜8時でしたが、土曜日の配達を終えてからレース会場まで移動し、日曜日にレースをして、帰ったらまた月曜の3時から朝刊を配るっていうスケジュールでやっていました。
販売店では自分が一番若かったので、エレベータのないビルや団地、坂や階段の多い区域をよく配らされてましたね。
― 何かそれが既に足腰を鍛えるトレーニングになっていたようにも思えますけど。(笑)
新聞配達をやっていた人は尊敬します!
ところで、トライアスロンの選手が乗る自転車ってすごく高価なイメージがありますが、伊藤さんの自転車もやっぱり高いんですか?
今はFELTというドイツ製のフレームに乗っていて、フレームとフルクラムのレーシングスピードという前後ホイール、それに各パーツを合計すると全部で100万円以上になりますね。
FELTのDAとF1という2台に乗っていますが、両方ともそれくらいの額です。(笑)

― ちょっと高過ぎじゃないですか? オチオチ駐輪もできませんね。
値段に比例してそんなに性能も変わるんですか? 軽さとか。
軽いですよ〜(笑) F1は全部で6.8kgだし。
― 6.8kg!? なるほど、それなら100万円するでしょうね。
いやぁ、凄いけど手が出ないな〜。 一度でいいから乗ってみたいです(笑)



