― 他にアクシデントなどもあったんですか?
冬にキャンプ場に立ち寄って休憩していた時に、寝袋を盗まれちゃって。その夜がもう寒くてね、持っている服を全部着て耐えた(笑)。 けど翌日、別のキャンプ場で余っている寝袋をもらえたの。ラッキーでしょ?
― それはついてますね! オーストラリア人って勝手なイメージですが、いい人が多そうな気がします。旅のお供に欠かせない!っていうものは、何かありましたか?
コンパスかな。壊れちゃってから、結構困った。あとは、やっぱ猪木の本でしょう!

― アントニオ猪木ですか!?
あの人はね、すごいよ! この本に出会ってから、今でもずっと愛読してるよ。『元気があれば、何でもできる!』みたいなね(笑)。
― タバスコを最初に日本に持ち込んだのもあの人ですよね? 話しは変わりますが、オーストラリアですから、野生の動物もたくさん見ました?
いっぱい見た。カンガルー、ワラビー、エミューの群れ、コアラ。けど、カンガルーとコアラは生きてるより死体の方が多かったな。車にはねられて、いっぱい死んでんの。コアラはね、木の上にいるとカワイイけど、死体はね、手が異様に長くて足が短くて、猿みたいだったよ。
― ん~、微妙な話ですね。コアラも車にはねられちゃうなんて悲しい。見たくないですね。 オーストラリアを自転車で回ってみて、何か自分の中で変わったことはありますか?
距離感覚がマヒした(笑)。10km単位とか1時間単位で数えるから。10km以下は、まったく遠く感じない!日本に戻った時、成田から横浜のメッセンジャー会社の事務所まで自転車で帰ったら驚かれたけど、日本は全てが狭いというか、近いというか。すぐ着いちゃった。
― やっぱりオーストラリアを自転車で行った人は強いですね。




